積水化学工業(大阪市北区)は8月4日、同社がこれまでに引き渡した既築邸を対象に、家庭用エネルギー管理システム「スマートハイム・ナビ」と、太陽光発電システムのセット販売を8月18日から開始すると発表した。10月以降来年3月までに既築邸3000棟への搭載を計画している。
「スマートハイム・ナビ」は、インターネットを使ったコミュニケーションができ、住宅内の電力消費や発電量を測定した情報をデータセンターで蓄積・管理できる。集約した情報をもとに、使用状況や光熱費、分析結果をフィードバックし、パソコンなどで「見える化」する。今年4月から新築向けに導入している。
双方向のやり取りができる機能を生かし、省エネなどのアドバイスを行うサービスも展開する。平均15%の電力消費量削減、20%の光熱費削減を目指す。既にあるウェブサービスの充実を図り、「スマートハイムFAN(仮称)」として今秋オープンする計画で、このサービスを既築物件にも拡大していく。
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