オレンジ・アンド・パートナーズ(東京都港区)はこのほど、Airbnb(米国カリフォルニア州サンフランシスコ)、オープンハウス(東京都千代田区)と協業し、ホームシェアリングを前提とした住宅「ORANGE DOOR」の第1弾をAirbnb公認デザインとして開発した。11月29日、同住宅の販売を開始する。竣工は来年5月を予定する。
「ORANGE DOOR」は、民泊ニーズが拡大するなか、家を貸し出すことで収入を得るだけでなく、人との交流やふれあいを通じて人生を豊かにしたいと感じている人に向けて、住宅宿泊事業法に適合した住宅を提供するプロジェクト。ホームシェアリングのコンセプトに合致したAirbnb公認のデザインとして、”ホストもゲストも快適に交流を楽しめる空間づくり”を基本方針に、「旅するように暮らす」ことのできる住宅の開発を行う。
今回発売する物件は、下町情緒の残る東京・西日暮里の3階建て3LDKの戸建て住宅。ゲスト専用玄関を含む2つのエントランスやホストスペースの施錠によってセキュリテイを確保するほか、ゲストとホストで水回りを別にすることによりプライバシーを保護する。
また、海外のゲストに人気の和モダンテイストを取り入れたゲストルームや、アイランド型キッチン&ロングテーブルのあるダイニング、ゲストルームに装備したディスプレイ棚、屋上に完備したルーフバルコニー、ゲストとホストをつなぐポストといったコミュニケーション創出の空間づくりを行う。販売価格は7389万円(税込)。
そのほか、同住宅の販売開始にあわせ、販売元となるオープンハウスとみずほ銀行が協業し、住宅宿泊事業の運営を想定した住宅購入ニーズに対応する住宅ローンの取り扱いを開始する。
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