リビン・テクノロジーズ(東京都中央区)は、11月28日の「いい地盤の日」(地盤ネット総合研究制定)に合わせて、同社が運営する不動産関連の比較査定サイト「リビンマッチ」を利用した20歳以上の男女全国480人を対象に「居住地域の自然災害への強弱」についての調査を行った。社宅や寮、実家以外を自宅としている人に「居住地域が自然災害に強いか・弱いか気にするか」を聞いたところ、88.8%が「とても気にする」「やや気にする」と回答。「あまり気にしない」「まったく気にしない」と答えたのは11.3%だった。
「気にしない」理由としてあげられたのは、「気にしても仕方ない」(35.3%)、「今のところ大丈夫だから」(31.4%)といった楽観的なものが多く、「自分の住みたいところに住みたいから」(17.6%)、「先祖代々の土地だから」(7.8%)などが続いた。
一方、「気にする」人に「居住地域の災害経験の有無や過去何だったかを調べるか?」を聞いたところ、39.6%が「両方調べる」と回答。「災害経験の有無を調べる」は7.4%、「過去何だったか調べる」は14.1%、「両方調べない」は38.9%だった。災害リスクの調査方法として最も多かったのは「ハザードマップで調べる」(31.7%)で、「不動産会社に聞く」(25.2%)、「ご近所さんに聞く」(24.5%)、「業者に頼む」(21.5%)が続いた。
気に入った土地が自然災害に弱い地域にあった場合、「諦めて他を探す」人は73.5%にのぼった。「改良工事や基礎工事をしっかりする」は10.9%にとどまっており、気に入った所であっても自然災害に弱い地域には住みたくないと考えている人が多いことがわかった。
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