国土交通省は8月26日、パナホームが型式認証適合として建設したプレハブ住宅28棟で、認証を受けた型式に適合しない仕様があったと発表した。7月29日、パナホームから国交省に報告があり、判明した。
国交省が該当する住宅を調査したところ、屋根部分の防火仕様について、施工された屋根は型式の仕様とは異なる仕様となっていた。同社が作成した仕様に関する社内文書に間違いがあったことが原因だという。なお、現に施工された屋根の仕様で準耐火構造の性能試験を行った結果、合格だったという。
国交省では、同日付けで同社の型式部材等製造者認証のうち5件の認証を取り消した。また、プレハブ住宅会社に対して、点検・調査を指示するとともに、実際に建築されたプレハブ住宅についてサンプル調査を実施していく。
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