不動産事業を全国で展開するハウスドゥ(東京都千代田区)は、連帯保証人に代わり、家賃滞納の際に物件の家主や不動産会社に家賃を立替払いする「賃貸保証サービス」を12月1日から提供する。直営店管理物件や同社保有収益物件を中心に提供し加盟店へのサービス展開を進める。
2020年施行予定の改正民法による連帯保証人の保証極度額の契約書記載の規定のため、警戒心の高まりから保証会社を利用する契約の増加が予測される。また、政府の外国人労働者受け入れ拡大方針のなか、連帯保証人の見つかりにくい外国人労働者や留学生の課題、増加傾向の高齢者に対する賃貸借契約等、賃貸保証サービスの利用需要は拡大が見込まれる。
今回の賃貸保証サービスでは、賃料などを家主に立替払いするサービスにより連帯保証人不要で賃貸借契約を進めることができる。家主にとっては、家賃滞納リスクを軽減できる他、独自の審査基準による入居者の属性把握が可能になり、収益物件の評価向上につながる。
賃貸保証サービス スキーム図
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