旭化成ホームズ(東京都新宿区)共働き家族研究所はこのほど、持ち家取得率が伸びている20代後半~30代前半の共働き夫婦の家づくりに対する意識調査の結果をもとにした新しい間取りプランを発表した。
調査結果から浮き彫りになった1、共働きの継続を前提に家を建てる 2、家づくりのきっかけは結婚・妊娠・出産で家族が増えるタイミング 3、将来を見越して早い時期に家を建てて長く住むことを想定 といった30歳前後の共働き家族の意識を受け、同社では、この世代への間取り提案として、LDKに隣接し、かつキッチンに近い場所に3帖ほどのBLANK(余白)空間のある間取りを考案した(下図)。

キッチンに近い部分に3帖ほどの「余白」空間。部屋は可変性、柔軟性をもたせてあまり作りこまないのがポイント
今後、ライフスタイルがまだ定まらない「30-0 DEWKS(30ゼロ デュークス)」=「親が30歳前後で子が0歳前後の共働き家族」への間取りプランとして、ヘーベルハウスの1アイテムに取り入れ、提案していく。
調査は、同研究所が今年6月に、2012年~2017年に一戸建て注文住宅の建築請負契約を締結した20歳代から40歳代の既婚男女に行ったもので、432件(ヘーベルハウス327件、一般モニター105件)の回答を得た。調査の詳細はこちら。

子ども0歳。乳幼児期は床に近い生活が多い。あえて「置き畳」にする

子ども5歳2歳。子どもが一緒に遊べる広さ。出しっぱなしのおもちゃも気にならない

子ども10歳7歳。調理をしながら子どもの音読や宿題を見てあげられる。子供の成長後は大人空間として利用
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