SBIモーゲージ(東京都港区)は、家賃返済特約が付いた「フラット35」の取り扱いを8月1日から開始した。万が一、返済が困難となった場合でも、一定の条件に該当する場合は住宅を賃貸することで、家を手放すことなく返済を継続することが可能となる。こうした特約は日本で初めてという。
同特約は、一般社団法人移住・住みかえ支援機構(東京都千代田区)と提携し、住宅金融支援機構の実施している返済困窮者対応特例措置を組み合わせて提供するもの。移住・住みかえ支援機構が借り上げた住宅を賃貸に出し、最長50年まで返済期限の延長が可能となる。毎月の返済額を軽減することで、賃料収入によって、住宅ローンを返済する。
対象住宅は、「フラット35」の利用が可能な住宅で、長期優良住宅など適合基準を満たすもの。手数料として5250円がかかる。
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