日建設計(東京都千代田区)とジオクリエイツ(東京都港区)は、建物の性能や地震時の感覚をクライアントと設計者で共有できる仮想地震心理評価システム「地震体験 VR」を共同開発した。11月26日から体験会を実施する。
「地震体験 VR」は、VRゴーグルを装着し専用のイスに座ることで、地震の種類や耐震・制振・免震といった構造形式によって異なる建物の揺れを体感できる装置。室内の任意の場所に移動して地震時の様子を確認できる「歩行移動」機能や、ユーザーの視点に加えて周囲の鑑賞者が俯瞰的な視点で確認できる「多視点表示」機能などを搭載しており、地震時の加速度と変位をグラフで表示することもできるという。また、これまで感覚的にしか分からなかった感情の動きを定量化し、心理状況を評価することも可能だという。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。