湯まわり設備メーカーのノーリツ(神戸市)は、「ヒートショック」を含む入浴中の死亡事故に関する世代別の意識調査を実施し、その結果を発表した。冬場の入浴時対策に関しては、40~50代(子世代)は「どこも暖めない」(24.7%)が1位。60代以上(親世代)は「浴室・脱衣室・リビングすべて暖める」(23・5%)が1位、「どこも暖めない」(19.2%)が2位となった。親世代でも5人に1人は十分な対策を行っていないことが明らかとなった。
「ヒートショックに関して説明できるか」という問いに対しては、40~50代では70.3%が「説明できる」と回答。一方で、説明できると回答した人の約半数にあたる49.3%が「親に何かあったときの対策を取れていない」と回答した。
高齢者・その子世代に「入浴中の事故死の年間件数は、交通事故死と比較してどの程度だと思うか」尋ねたところ、正解の「約5倍(約1万9000件)」と回答した人はわずか4.2%だった。最も多い回答は「交通事故と同程度」で26.6%と、入浴中の事故死数の多さに対する認識が低いことがわかった。
調査期間は、9月26日~30日。ノーリツ製品所有者専用サイト「CLUB NORITZ」会員2452人(40代:373人、50代:724人、60代:826人、70代:443人、80代以上:86人)を対象にインターネット調査を実施した。
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