大和ハウス工業(大阪市)は11月20日、20代~40代の中学生以下の子どもがいる共働き夫婦を47都道府県別に調査・作成した「家事シェア力」ランキングを発表した。総合ランキングの1位は「兵庫県」、2位は「岡山県」、3位は「静岡県」だった。
同調査では、家計研究家である氏家祥美さん監修のもと、家事を「片付け」「補充・交換」「買い物」「料理」「掃除」「ごみ捨て」「洗濯」「育児・その他」の8つに分類。夫と妻の負担度合いを分野ごとに点数化した。兵庫県が8分野中5分野で1位となるなど、5位以内に西日本が多くランクインしている。
夫婦の家事分担割合について聞いたところ、夫の回答で最も多かったのは「夫3:妻7」(24.2%)だが、妻は「夫1:妻9」(32.9%)が最も多く、夫婦間で家事意識にギャップが見られた。「妻の負担が7割以上」という家庭は全体の約8割となっている。
あわせて「夫婦関係」や「日常生活の満足度」について調査したところ、いずれも家事シェア力ランキングの上位県が上位にランクインしてることがわかった。このことから、家事シェア力の高さが夫婦関係・生活満足度にも好影響を与えていると考えられる。
調査対象は、20代~40代の中学生以下の子どもがいる共働き夫婦で、各都道府県200人を上限とした。有効回答数は9159人。
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