木で暮らしと社会を豊かにするモノ・コトを表彰し、国内外に発信するための顕彰制度「ウッドデザイン賞2018」の最優秀賞(農林水産大臣賞)、優秀賞(林野庁長官賞)、奨励賞(審査委員長賞)の上位賞25点が11月20日に発表された。
最優秀賞には、竹中工務店(大阪市中央区)/江東区(東京都)/久米設計(東京都江東区)の「江東区立有明西学園」(ライフスタイルデザイン部門/建築・空間分野)が選ばれた。同作品は、都市部での大規模な学校施設の木構造化・木質化の実現と、アクティブラーニングの実践など木質化による学習環境の向上、地域産業の伝承、感性教育を融合させた質の高い施設づくりが高く評価された。
住宅関連では、ナイス(神奈川県横浜市)の「表層圧密Gywoodシリーズ」(ライフスタイルデザイン部門/建材・部材分野)と「全国47都道府県から森林認証材の供給体制確立」(ソーシャルデザイン部門/コミュニケーション分野)、ふくしまCLT木造建築研究会「木あみ」(代表者:会津土建=福島県会津若松市)の「いわきCLT復興公営住宅」(ソーシャルデザイン部門/建築・空間分野)が優秀賞を受賞した。
また、松浦一級建築設計事務所/松浦建設(青森県むつ市)の「下北の自然な家」(ライフスタイルデザイン部門/建築・空間分野)、積水ハウス(大阪市北区)/国立大学法人静岡大学の「住宅の長期使用を実現する木質材料の接着耐久性評価に関する研究」(ライフスタイルデザイン部門/技術・研究分野)が激励賞を受賞した。
「ウッドデザイン賞2018」の表彰式は12月6日に東京ビッグサイト(東3ホール)で開催される。また、12月6日〜8日に開催される「森林からはじまるエコライフ展」内の「ウッドデザイン賞2018」ブースで受賞・入賞作品の展示が行われる。
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