ポラスグループの中央住宅(埼玉県越谷市)は11月19日、同社が所有する旧日光街道沿いの商家建築「旧大野家住宅(はかり屋)」の主屋および蔵が登録有形文化財(建造物)に登録される見込みとなったと発表した。同月16日に開催された文部科学省文化審議会審議・議決を経て、文部科学大臣に答申が行われたもの。今後の官報告示を経て正式決定される。越谷市の建造物としては2件目の登録となる。
旧大野家住宅(はかり屋)は明治38年(推定、蔵は同38年以前)に建築されたとされ、往時の越ヶ谷宿の風情を色濃く残していることや、銘木が随所に使用されていることなどが特徴。現在はこの古民家を再生し、多彩なジャンルの店舗6軒をテナントとする古民家複合施設『はかり屋』として今年4月にオープン。多くの客が訪れる旧日光街道越ヶ谷宿の賑わいスポットとなっている。
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