NPO法人日本FP協会(東京都港区)はこのほど、全国の20代~70代の男女を対象に実施した「世代別比較くらしとお金に関する調査2018」(有効サンプル=1200人)の調査結果を発表した。それによると、現在の住まいが持ち家ではない人に、マイホームを購入したい年齢を聞いたところ、「35歳~39歳」(6.7%)、「40歳~44歳」(7.8%)に回答が集中。平均年齢は40.5歳だった。「購入したいと思わない」は68.0%だった。
現在の住まいが持ち家の人がマイホームを購入した年齢は、「30歳~34歳」、「35歳~39歳」がともに23.5%となり、平均年齢は36.3歳となった。
「人生100年時代」を迎えるにあたって不安を感じることを聞いたところ、「老後の生活設計」(60.4%)が最も多く、「自身の健康」(57.2%)、「家族の健康」(44.8%)が続いた。「住まいにかかる費用、住まいのあり方(住む場所や住居形態など)」は41.3%で、住宅関連の費用負担が大きい30代では52.0%となった。
全世代の金融資産の平均額は1141万円だった。世代別では、20代405万円、30代556万円、40代604万円、50代1533万円、60代1969万円で、世代が上がるほど資産額も高くなる傾向がみられた。特に50代は40代の2.5倍の金額で、資産が増える時期であることがわかる。
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