建設技能労働者の経験を蓄積し、処遇の改善につなげることなどを目的にした「建設キャリアアップシステム」の構築が進んでいる。2019年4月の本運用開始に向け、システムの円滑な導入のための検証を行う「限定運用」を来年1月中旬から実施する。オフィスビル、戸建て住宅の新築やリフォーム、土木など工種や規模の異なる24の現場でトラブル対応などを検証する。
限定運用では、実際の現場に就業履歴を読み取るためのカードリーダーを設置。現場ごとにキャリアアップカードの読み取りを行い、システムへの就業履歴の蓄積を行う。発生したエラーなどをフィードバックして必要に応じて機能を強化し、本運用に備える。
11月15日、限定運用の現場に選定された関係者向けの説明会が開かれた。
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