スパークス・アセット・マネジメント(東京都港区)は11月9日、夫婦の金銭事情や投資に対する意識を明らかにするため、全国の20歳以上の既婚男女を対象に実施した「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2018」の結果を発表した。それによると、20代の夫の約2割が「夫婦が円満にいるために、お金をかけたいこと」に「住宅(リフォーム含む)」と回答。全年代でみると「住宅」と答えたのは9%で、ほかの年代よりも高いことがわかる。
夫婦の預貯金の残高は、「100万円未満」が19.2%、「100万円~300万円未満」が22.0%、「1000万円以上」が21.5%となり、平均額は667万円だった。現在の貯金額に「満足している」人は12.1%、「満足していない」人は62.9%にのぼった。また、老後の備えについて「満足している」人は7%にとどまっていることがわかった。
「へそくり」をしているかを聞いたところ、夫の39%、妻の44%が「している」と回答。へそくり額の平均は、夫が102万円、妻は2倍以上の211万円だった。へそくりをする理由は、夫は「自分へのご褒美消費のため」(53.4%)が最も多かったのに対し、妻は「老後の生活費のため」(45.2%)が1位だった。
働き方改革による影響を就業者に聞いたところ、「自身の労働時間が減少した」のは16.5%で、6人に1人という結果になった。労働時間が減少した人は、「趣味の時間が増加した」(42.5%)、「夫婦の会話時間が増加した」(41.5%)、「家事・育児の時間が増加した」(48.1%)と回答。効果を実感する人が少なくなかったが、65.1%で家計の収入が減少していた。
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