太陽光発電の買い取り価格などを検討する経済産業省「調達価格等算定委員会」の11月8日の会合で、住宅用太陽光発電について2025年を目標年限として、同年に運転開始する平均的な案件で「売電価格が卸電力市場価格並み」を目指すことを明確化する方針が示された。
2017年度の卸電力市場価格は、各月の加重平均値で1kWhあたり10.3円だった。
●住宅用太陽光発電の買い取り価格の推移と今後の目標の考え方
2020年度以降の住宅用太陽光発電の買い取り価格については、複数年度設定ではなく、単年度で設定する方針。2020年度に関しては、2019年度末までに決める。また、出力制御機器の設置の有無で、買い取り価格が異なる現行の考え方を見直し、機器の有無にかかわらず同一とする。
現行制度では、2019年度の買い取り価格は1kWhあたり出力制御機器なしの場合が24円、ありの場合が26円となっている。
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