帝国データバンク(東京都港区)は11月5日、全国企業の景気判断を総合した景気動向指数(DI)に基づく「TDB景気動向調査(全国)」の10月調査結果を発表した。全体の景気DIは前月比0.4ポイント減の49.0で2カ月連続の悪化となった。業界別では、建設業が同0.4ポイント減の53.4で今年4月以来半年ぶりの悪化、不動産業が同1.4ポイント減の49.3ポイントで2カ月連続の悪化となった。
国内景気は、原油高による燃料価格上昇や人手不足の深刻化などがさらなるコスト負担の増加を招いて弱含んだ。今後は、設備投資の堅調な推移や消費税率引き上げの駆け込み需要が期待される一方、原油高や海外リスクが景気を下押しする可能性が懸念され、不透明感が強まっている。
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