パーティション(間仕切)メーカーのコマニー(石川県小松市)はこのほど、自社の空間デザインの知見とパートナー企業のテクノロジーを組み合わせ、デスクワーカーの創造性を高めるブースのプロトタイプ「PiCCOT(仮称:ピコット)」を開発した。Kokorotics(大阪市北区)、富士通クラウドテクノロジーズ(東京都中央区)と共同開発したもの。
同プロトタイプは、ワーカーの生産性向上やクリエイティブな働き方などの社会課題を「空間」から解決し、新たな付加価値提供を目指すコンセプトモデル。デスクワーカーの気分をIoTセンサーやアプリにより取得し、その状況に応じたコンテンツ画像をパーティション前面に映し出すことで視覚に変化を与え、創造性を促進することを目指す。現在、画像と気分・バイタルや体動の関連性を取得する実証実験を進めている。
今回の共同開発では、同社がプロトタイプの企画とプロダクトデザイン、Kokoroticsが主観的気分測定ツール「KOKOROスケール」の提供と気分の計測におけるアドバイス、富士通クラウドテクノロジーズが企画支援、クラウド環境の提供、データ分析を行った。
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「PiCCOT」イメージ
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