国土交通省は、消費者が安心して中古住宅の取引をできるようにするために、新しい保険制度の構築を目指す。5月26日に開かれた審議会で新制度のイメージを示した。
具体的には、保証期間を5年程度に設定し、雨漏りなどが発生した場合、最高で1000万円程度を保証する。保険料は検査料込みで10万〜20万円程度とする。
現在も中古住宅を対象とした保証制度はあるが、新築時の検査要件や築年数の制限などでほとんど利用がない。新しい保険制度は、これらの加入要件を緩和するとともに、個人が売主となる場合も保険に加入できる仕組みを目指す。