PwCコンサルティング合同会社(東京都千代田区)は10月31日、全国の一般家庭の消費者を対象に、国内のコネクテッドホーム(ホームIoT)・スマートデバイス使用の実態と普及に向けた課題を分析した「コネクテッドホーム・スマートデバイス市場意識調査2018」の結果を発表した。有効回答件数は2085件。
コネクテッドホーム・スマートデバイスの利用状況を聞いたところ、「スマートスピーカー」「スマートウォッチ」「スマート照明」といった比較的低価格なデバイスでも普及率は1割未満だった。導入を考えている人は2~3割程度存在していた。
スマートデバイス利用に対する印象・評価として「生活に良い効果をもたらすと考えるか」を聞いたところ、スマートデバイスの利用経験者の中で「良い効果をもたらす」と考える人の割合は、利用経験のない消費者に比べて3割以上高かった。
「企業による個人情報の収集・利用について重視する点」を聞いたところ、「どんな個人情報を提供するか/しないかを自分で選択できるのであれば限定的に認めてもよい」との回答が約6割だった。「サービス向上のために個人情報を提供してもよいと考える業界・企業」は、電力会社が46.0%で最多、次いでガス会社(36.4%)、銀行(36.2%)、医療機関(36.0%)などが続いた。住宅・不動産業界は3.6%と低かった。
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