建物の環境性能を総合的に評価するツール「CASBEE」の新たなツールとして、既存の戸建て住宅を対象とした「CASBEE戸建―既存」と、健康に関する性能を簡易に評価できる「CASBEE健康チェックリスト」が完成し、7月27日に行われたCASBEE公開セミナーで公表された。
「CASBEE戸建―既存」は、既存住宅の環境性能を把握するためのツールで、取引時のラベリングツールなどとしての活用を想定している。既存版の公開にともない、新築版の評価結果は、竣工後3年間有効とする。既存版の評価結果は当面、有効期間を設けない。
「CASBEE健康チェックリスト」は、「健康」への影響をテーマに居住者自ら住宅の簡易評価ができるツール。原因の特定まではせずに、改修の検討への動機付けが目的。ウェブサイト上で利用でき、設問に答えると自動的に結果が表示される。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。