富士キメラ総研(東京都中央区)はこのほど、スマートスピーカーやスマートホーム対応照明の市場を調査し、その結果を「スマートホーム市場総調査 2018」にまとめた。2018年の国内市場は46億円(2017年比2.9倍)を見込む。音声アシスタント機能がスマートスピーカー以外の家電製品にも広く普及すると考えらえるため、伸長率は徐々に鈍化すると考えられるが、所有率がまだ低いことから市場は拡大していくとみられる。2025年には、2017年比12.5倍の200億円まで市場が拡大すると予測。
スマートホーム対応照明の2018年国内市場は60億円を見込む。2025年には2017年比8.9倍の310億円になると予測。スピーカー機能やプロジェクター機能など、照明とは別の機能を搭載した製品が買い替え需要を喚起することで市場の拡大が期待される。
2018年のスマートホーム関連市場は3兆936億円(2017年比4.8%増)を見込む。2025年には4兆240億円(同比36.3%増)まで拡大すると予測。
調査期間は2018年7月~9月。同社専門調査員によるヒアリングおよび関連文献、データベース活用により調査・分析を行った。
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