CLT建築を手がけるライフデザイン・カバヤ(岡山市)は、「ルート3」まで対応可能なCLTパネル工法の構造計算ソフトの運用を開始した。日本建築センター(東京都千代田区)の工法評定(評定番号:BCJ評定-LW0074-01)も取得済み。
今回開発した構造計算ソフトは、CLT建築の構造計算をトータルでサポートするもの。ルート1は多くの壁量が必要になるが、ルート3では、ルート1の半分程度の壁量とした設計も可能となる。今後はルート3に対応した今回の構造計算システムとオリジナルCLT金物のポテンシャルを生かして、コストを抑えたCLT建築を進めていく。
簡易構造計算、実施構造計算など、一般のCLT建築で必要な計算日数の約半分で解析ができるという。今まで実績のない設計者でも構造計算を容易に行うことができるとする。
同ソフトは8月に開発済みで、10月から運用を開始。実績として建築確認申請が1件下り、さらに2件目が申請中である。
操作画面
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