積水化学工業住宅カンパニー(東京都港区)は、2021年度を目指し、次世代CADシステム「新SCOPE」の開発に着手する。「営業・設計業務の効率化と負荷軽減(働き方改革への対応)」「サービスの質向上」「用途拡大(他の社内システムと連動)」「設計業務の精度向上」の4つの効果を期待している。
同システムは、建物と敷地の情報をクラウドサーバーにより一元管理する。同社は、1988年に固有のユニット工法に対応したシステム「SCOPE」を開発。蓄積されたユニット工法の設計ルールを最大限に活用してCADシステム・デジタル技術との相乗効果を図り、設計の効率化と精度向上等を可能にする。
開発予算として、2022年度までの5年間で約70億円を見込んでいる。2020年3月までに設計・プログラム実装を完了。テストを経て、2021年8月にセキスイハイム(鉄骨系商品)版をリリースし、2022年9月までに全システムの本格運用を計画している。
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