経済産業省は、長い期間使用を続けることで火災や死亡事故などを起こす恐れがある家電製品に対して、標準使用期間の表示や定期点検を義務付ける「長期使用製品安全点検・表示制度」を4月1日に施行した。
定期点検が義務付けられるのは▽屋内式ガス瞬間湯沸器(都市ガス・プロパン)▽屋内式ガスバーナー付き風呂釜▽石油給湯器▽石油風呂釜▽FF式石油温風暖房機▽ビルトイン式電気食器洗機▽浴室用電気乾燥機の9品目。
標準使用期間と経年劣化への注意喚起表示が義務付けられるのは▽扇風機▽換気扇▽洗濯機(洗濯乾燥機を除く)▽エアコン▽ブラウン管テレビの5品目。
4月1日以降に製造・輸入した製品が対象。メーカーには制度の説明責任、購入者にはユーザー登録が義務付けられる。点検・修理費用はメーカーがあらかじめホームページ等で料金を公表し、購入者側が負担する。
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