地盤ネット(東京都中央区)は、東京・神奈川でリフォーム事業を行っていたエンラージ(2018年10月破産手続開始)の従業員を引継ぎ、リフォーム事業を開始すると発表した。ジャパンホームから事業譲渡を受けて展開する「地盤適合耐震住宅」の拡大のため、これまでの新築事業に加え、リフォーム事業にも進出。リフォーム時に地盤の特性に合わせた最適な耐震設計を提案することで、空き家の解消や有効活用にも貢献していくとする。
同社の地盤調査では、従来のSWS試験(地盤の強度の調査)に加えて、「地震eye」を用いた地盤の揺れやすさ測定も行う。非破壊・無騒音で測定ができるため、既存住宅があるような場所や敷地面積の少ない場所であっても調査が可能。
新築時調査・新築着工・改築時調査・メンテナンスと、一連の流れをワンストップで提供することで、それぞれの事業での相乗効果と収益の増加を見込む。
これまでの地盤調査・解析事業ではBtoB向けのサービスが主体だったが、新事業の展開にともない、今後は地域でのイベント開催など、BtoCの分野にも注力するという。
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