パナソニック エコソリューションズ社(大阪府門真市)は、「水銀に関する水俣条約」に対応し、水銀ランプ31品番の生産を2020年6月末で終了する。今後、水銀ランプが多く使用されている高天井用照明器具、投光器、街路灯、道路照明器具などの分野において、LED照明器具へのリニューアルを提案する。
水銀による汚染防止を目指した「水銀に関する水俣条約」は2013年10月10日に国連環境計画の外交会議で採択・署名された。これにより、水銀を使用した一般照明用の高圧水銀ランプについて、水銀封入量に関係なく、製造、輸出、または輸入が2021年から禁止される。
同社では、水銀ランプ終了の専用ホームページ開設や、各種説明ツールの作成などで市場への情報発信を強化。一方で、水銀ランプ市場での置換可能なLED照明器具の品揃えの強化により、LED照明器具へのリニューアル提案を積極的に進める。特に、水銀ランプが多く使用されている工場・倉庫・体育館・球技場・駐車場・街路・道路などの市場向けに、高効率なLED照明器具の普及を加速させる。
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