東芝エレベータ(神奈川県川崎市)と米オートデスク・インク(米国カリフォルニア州)はこのほど、昇降機のBIMモデルを活用した設計支援サービスを更に推進させるため、戦略的パートナーシップを締結した。開発から保守までの業務プロセスでBIMモデルを最大限に活用するクラウドサービスの共同開発を行い、普及が加速しているBIMのニーズに合致したソリューションの提供を目指す。
今回のパートナーシップでは、オートデスクの開発ツール「Autodesk Forge」を活用し、クラウド上で昇降機のBIMモデルを管理・運用するシステムを新たに開発する。これにより、建物全体のBIMデータを活用した昇降機計画が実施できる利便性の高いサービスを提供する。
また、BIMソフトウェア「Autodesk Revit」で設計した昇降機のBIMモデルをクラウドサービスで一元管理し、施工会社や設計事務所などの関係者とクラウド上で共同作業ができるコラボレーション環境を構築する。昇降機の企画から設計、製造、工事、保守、リニューアルまでのライフサイクル全体を運用・管理し、竣工後の維持管理の利便性向上に寄与する。
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