三菱地所ホーム(東京都港区)は10月16日、同社が提供する全館空調システム「エアロテック」に、100m2前後の住宅を対象とした新バージョン「エアロテックFit」を追加すると発表した。
新機種は、100m2前後の住宅の冷暖房負荷に合わせて冷暖房能力を設定し、低能力運転時に高効率での運転を可能した。室外機は従来の2台から1台とし、販売価格で約12%のコストダウンを実現するとともに、小規模敷地やマンションでの室外機置場の確保を容易にした。可変風量制御システム(VAV)+オートバランスコントロール(ABC)での温度制御機能、ダクトレイアウトシステムといった基本性能や、10年保証・定期点検なども従来品と同様に設定。
「エアロテック」は、延床面積215m2(約65坪)までを対象とする1機種のみで対応してきたが、今回、新築注文事業における延床面積115m2(約35坪)以下を対象とした新機種を開発。住宅にリーズナブルに採用できるよう対応バリエーションを拡大した。今後、小規模住宅の受注促進をはかるとともに、マンション・戸建て住宅のエアロテックリフォームや、分譲住宅、木造戸建て賃貸住宅など、同社グループの住宅事業全体へ展開していく。
受注目標は200台/年。販売価格は、新築注文住宅(約32.5坪)のモデルプランで150万円。
同社は、今回の発表記念キャンペーンとして「SMART ORDER Fit SELECTION(スマートオーダー フィット セレクション)」を販売。マンション価格の高騰や2019年の消費税増税に伴い、住宅の需要拡大が予測されることから、住宅購入を検討する一次取得者層をターゲットに、企画設計注文住宅「WIZE-H(ワイズ エイチ)」に「エアロテックFit」を搭載したフレーム定額制企画設計住宅をキャンペーン価格で提供する。
顧客は、敷地形状にあわせて建物外形フレームを選択。間取りや住宅設備仕様を自由にレイアウトしながら外観デザインやインテリアテイストをプランニングできる。期間は10月18日~2019年3月31日まで。販売価格は1430万円(24.04坪)~1610万円(32.56坪)。
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