パナソニック(大阪府門真市)は、欧州市場の空調暖房事業強化に向け、10月からチェコ共和国・ピルゼン市のパナソニックAVCネットワークス チェコで家庭用ヒートポンプ式温水暖房機の生産を開始した。
ヒートポンプ式温水暖房機は、従来の燃焼系暖房に比べCO2排出量を抑えるので欧州市場で需要が伸びている。これまで、マレーシアの空調機器工場から欧州に輸出していたが、地産地消に切り替えることでリードタイムを短縮するほか、ドイツの欧州空調販売会社 パナソニックAPエアコンヨーロッパとの連携強化により市場ニーズへ迅速に対応できるようにする。
同社が欧州で販売するヒートポンプ式温水暖房機「Aquarea」は、室外機仕様違いの3タイプに加え、北欧などの寒冷地対応の高暖房モデルや静音性の求められる地域対応の高静音モデルなどを展開。新築のみならず既築の燃焼系暖房の置き換えでも展開していく。
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