LIXIL(東京都千代田区)は、座ったままで快適に料理ができるように設計された車いす対応キッチン「ウエルライフ」の受注を10月1日より開始した。これに合わせ、現在、東京ビッグサイトで開催中の第45回国際福祉機器展で同商品を展示発表した。
在宅介護をイメージした戸建住宅を想定したブースでは、ウエルライフのほか、エアコンや照明、電動シャッターなどをインターネットでつなぐ家庭向けIoT「Life Assist」(ライフアシスト)に連携させ、その暮らしを再現。生活者が明るく前向きに生きるサポートができる商品を体感できる空間展示を行った。
ライフアシストは、センサ感知やスマートスピーカー等で建材や設備の動作を同時に複数動作させることができるのが最大の特徴。例えば、「行ってきます」の一声で、消灯、エアコン等の家電機器のOFF、電動シャッターが閉まるといった複数の動作が同時に行える。スマートフォンアプリを使えば外からの状態確認や遠隔操作も可能。
「多様性の尊重」を優先取り組み分野の一つに掲げるLIXILでは、ウエルライフなどUD(ユニバーサルデザイン)アイディア商品やIoTでサポートされた暮らしを通して生活者が便利で快適な暮らしを実現できるよう、ものづくり・心づくりを行っていく。
国際福祉機器展は10月12日まで東京ビッグサイトで開催され、期間中12万人の来場者を見込む。
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