TOTO(北九州市)、大建工業(大阪市)、YKK AP(東京都千代田区)の3社(TDY)は、10月10日から東京ビッグサイトで開催されている第45回国際福祉機器展に共同で出展。3社がTDYとしてアライアンスを締結して17年目となる今年は、3社が一体となって高齢者住宅・施設を中心とした空間展示を行った。
高齢者や障がい者本人はもちろん、ヘルパーや家族などサポートをする人も自分らしく気持ちよく過ごせるような空間を実現するための商品を提案しているのが特徴。
高齢者住宅・施設の共用部コーナーでは、スタッフのための水まわりとして宿直や仕事の後に汗をさっと流せるシャワールーム(TOTO)や、コンパクトながら車いすやオストメイト、乳幼児連れにも配慮した多機能トイレパック(TOTO)などを展示。居室部コーナーでは、吸音・不燃・断熱性能に加え、消臭機能も兼ね備えた天井材「メディカルトーン」(DAIKEN)、要介護者向けに居室内に後付け可能なトイレ「ベッドサイド水洗トイレ」(TOTO)などの空間提案をした。
また、住宅リモデルコーナーでは、開きドアから開閉スペースが小さく車いすでも出入りしやすい玄関引き戸「アウトセット玄関引戸」(YKK AP)へのリモデルを提案。同商品は昨年の展示以来、売り上げが倍増しているという。
国際福祉機器展は10月12日まで開催され、総来場者数は12万人を見込む。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。