住友林業は、軟弱地盤地域における戸建て住宅など小規模建築物向けに地盤補強工法として独自に「スミリン・テーパー・パイル工法」を新たに開発した。
新工法は、通常のストレート鋼管杭に対し、先端を細くしたテーパー鋼管杭を使用することで、従来よりも回転圧入エネルギーが少なく、周面摩擦抵抗はストレート杭の1・5倍以上になることで、使用杭数が少なくても所定の支持力が得られ、工期短縮やコスト削減に繋がる。
試験的に採用した埼玉県の戸建て住宅は、3月11日の東日本大震災でも基礎の不同沈下等の被害はなかったという。
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