ALBERT(アルベルト、東京都新宿区)は10月3日、人工知能(AI)とディープラーニング技術を用いたAI・画像認識サービス「タクミノメ」の提供を開始した。企業が用意した画像データを使い、精度の高い画像認識モデルの構築を支援する。建築物の外観検査などに活用可能で、実導入・運用に向けた計画を立てやすくなるという。
同サービスでは、画像認識に不可欠とされる「画像分類」「物体検出」「領域検出」の3つのタスクを提供。人の「目」による判断工程をAI技術を活用した画像認識に置き換えることで、データ量を増やすことで判断精度を向上させることができる。スキル保有者の高齢化に伴う人手不足やスキル継承などの課題解決につながるという。「画像分類」では、ディープラーニングの識別基準を把握し、どの部分を見て識別しているか特定可能なため、識別性能向上に向けたPDCAを比較的早く回すことができる。
同サービスは、日本マイクロソフトが提供するクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」を活用。標準プランでは、AIモデルのトレーニング環境に「Azure Batch AI」を採用している。
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