近畿大学理建築学部・村上雅英研究室は、伝統的な無垢野地板による木造切妻屋根の面内せん断公開実験を、7月22日(金)午前10時から12時まで近畿大学建築学・社会環境工学実験棟(大阪府八尾市)で開催する。
試験体は、軒方向4P、妻方向6P、4・5寸勾配の対称切妻屋根で、小屋貫と瓦荷重がある。
当日は両側の軒桁を加力して、釘に留められた野地板のせん断挙動をみるほか、屋根を水平構面として評価する際の床倍率を求めるためのデータを取る。
試験を主管する村上教授は「在来工法の合板ではない、伝統構法で使われる小幅板の野地板が、どのように挙動するかが見どころ。野地板を留める釘の最適な『板の端に2本ずつ、計4本打ち』についても提案したい」と話している。
参加申込みは事務局の河原氏まで。1.氏名/2.所属/3.当日連絡がとれる電話番号を記載のうえメールにて。アドレス:[email protected]
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