ミサワホーム(東京都新宿区)は9月28日、ANAホールディングス(ANAHD、東京都港区)と国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA、東京都調布市)が運営する、新たな宇宙開発や宇宙のビジネス利用を目指した「AVATAR X Program」に参画すると発表した。
AVATAR(分身ロボット)技術は、ロボティクスや物を触ったときの感覚を疑似的に伝える技術等を用い、離れた場所にあるロボットを遠隔操作して作業やコミュニケーションを行うことができる技術。「AVATAR X」では、AVATAR技術を活用した事業の立ち上げを目指し、ANAHDとJAXAが参画企業・団体と共に宇宙関連事業の創出について検討する。
ミサワホームは、AVATARが存在する暮らしや家、ロボティクスによる施工やメンテナンス技術の開発など、「建てる」「暮らす」の2分野を中心に提案していく。同社は昨年9月に、JAXA宇宙探査イノベーションハブが実施した研究提案募集に住宅業界で唯一採択され、建築の省力化と自律循環システムによる「持続可能な新たな住宅システムの構築」について共同研究を進めている。
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