9月15日~17日にものつくり大学(埼玉県行田市)で開催された「第1回壁-1グランプリ」でアキュラホーム(東京都新宿区)、東京大学木質材料学研究室と篠原商店が共同開発した耐力壁「一位の壁」が総合優勝した。トーナメント優勝は、三井ホームGTの「G-WALL HDL」。
「一位の壁」は、主材料にアカマツ、イチイ樫、白樫を使用した耐力壁。縦貫材を並べ応力を分散することで、5トンの負荷にも耐えられるほどの粘りを発揮させるという。特殊な木材や金物を多用するのではなく、木材の特性を計算し、しなやかに力を受けるよう適材適所を見極めて部材を使用しているという。
同大会は、。2017年に終了した「木造耐力壁ジャパンカップ」の後身となるもので、名称変更後の第1回大会となった。トーナメント戦を勝ち抜いた最も高強度の耐力壁に贈られる「トーナメント優勝」と、耐震性・加工・施工・コスト・環境負荷・デザイン性のトータルバランスが優れた耐力壁に贈られる「総合優勝」の2つのタイトルがある。
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