東急不動産ホールディングス(東京都港区)と東急リバブル(東京都渋谷区)は、10月から東京都内の賃貸マンションでIoTを活用したスマートホームサービス「Taskus(タスカス)」の実証実験を開始する。実験の結果を踏まえ、将来的にはスマートフォンの専用アプリから、不在の時でも家事代行サービスや宅配サービスなどを提供し、入居者の利便性を向上する「進化する住まい」の実現を目指す。
今回は、東急リバブルの100%出資子会社であるリバブルアセットマネジメント(東京都渋谷区)の賃貸マンション「リバーレ東新宿」で10月以降、数週にわたり実験を予定している。同マンションは、イッツ・コミュニケーションズが提供するスマートホームサービス「インテリジェントホーム」と「Google Home」を連動したリバブルアセットマネジメントのIoT住宅の第1号物件。他にも、顔認証によるエントランスのオートロック解錠システムを導入し、先進的サービスの実験の場としている。
実験では、リバーレ東新宿の住民にモニターとして協力を得て、IoT技術や不在時サービスの体験を中心に実施する。初回の実験では、モニター立ち会いのうえ、不在時を想定し「Taskus」サービスやIoT技術に対する意見・感想を受け、サービスの改善につなげる。さらに、キッチン、トイレ等の掃除を行う家事代行の体験により、スマートホームサービスとして求められるサービスのデータも収集する。
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