ユニバーサルスペース(横浜市)は、介護リフォームを身近に感じてもらうための取り組みとして、「手すり」部材で制作した天守閣の模型を横浜市の高齢者グループホームに寄贈した。高齢者の家庭内事故を減らし、要介護者の暮らしやすさを創出するべく、手すりの重要性について形を変えて可視化したのだという。
天守閣のサイズは幅1.1m・奥行0.9m・高さ1.2m。制作期間は約2カ月。手すりとして使用できなかった端材を使用し、全体を縁起が良いといわれる金色に塗装した。最後のひと塗りは、寄贈先である「オセアンビクトリア戸塚」の入居者が行った。
内閣府調査によると、高齢者の事故の7割以上が住居内で起こっており、その多くが居室や階段などで発生しているという。同社は、今回のプロジェクトを継続することで、リフォームの観点から高齢者の安心・安全な生活を支援していくとする。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。