工務店や建築家、コンサルタントなど、住宅業界の第一線で活躍する経営者らと、若手俳優や女優による異色コラボによって実現した舞台「建てまん」が、赤坂チャンスシアターで26日から開演する。昼と夜の部で全8回公演、30日まで。
女優・こばやかわチエ。が演じる主人公、たてまんは「建築家」「棟梁」「不動産屋」の3つの顔をもつ。住まいのプロ、たてまんのもとに、さまざまな事情を抱えた人々が、“幸せな住まい”を求めて訪れる人間模様を描いたストーリー。新婚ホヤホヤにも関わらず「空気が合わない」とギクシャクする夫婦や、ギター親父と娘のよもやま話、風呂好き爺との2世帯住宅にまつわる話など、3つのオムニバス形式で展開する。
演者は8人の若手俳優のほか、住宅業界から「ゲスト俳優枠」として、各公演に日替わりで8人出演する。
企画・脚本は、川島天晴(フォルツァ東京・代表)さんが務めた。川島さんは20年以上にわたって、住宅メーカーや工務店、建築家の新築コーディネートを行ってきたほか、不動産取引や賃貸住宅経営のコンサルティングを手掛けた経験をもつ。現在は、ハウスクエア横浜の新築・リフォーム相談室の企画・運営責任者でもある。
川島さんは脚本初挑戦だが、「住宅業界に長年いるからこそ描ける空気感や物語があるはず」と意気込む。住宅業界の第一線で活躍する経営者らが「ゲスト俳優陣」として参加するのも見所のひとつ。
「演技を通じて“もっと自分らしい住まいを”というメッセージを発信することで、家づくりの楽しさが伝わる舞台」と川島さん。「この新しい試みは住宅業界にもメリットは大きい」と話す。
「建てまん」は30日で終演するが、シリーズ2を公演する方針で検討しているという。川島さんは「工務店をはじめとする住宅業界の関係者で、出演を希望する人がいればぜひ声を掛けてほしい」としている。同時にスポンサーも募集しているとのこと。
「住まい」を軸に展開する舞台で、実際に業界で活躍する経営者などが出演することもあり、当作品は注目度が高いようだ。「7割以上埋まっている日もある」(川島さん)という。予約は、電話03-6914-0609「建てまん」事務局まで。
日時:9月26日(水)~30日(日)
昼の部と夜の部で、全8回公演
会場:赤坂チャンスシアター
東京都港区赤坂2-6-22 デュオ・スカーラII 地下1階
料金:自由席 3000円、子供 1000円、特別席 4000円
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