経済産業省は、2050年に向けた新しい経済社会システムのあり方に関する議論を開始した。急速な高齢化、人生100年時代など、社会構造が大きく変わることから、そうした変化に対応した持続的な社会のあり方などを示す。9月21日開かれた「 産業構造審議会2050経済社会構造部会」の1回目の会合には、世耕弘成経済産業大臣も参加し「”明るい社会保障改革”を進めていきたい」と意欲を見せた。
キーワードは健康長寿と生涯現役。平均寿命が伸びる中、健康寿命を延ばし、就労期間を延長することで、“生産人口”の増加を図る。具体的には、多様な生き方や働き方がリスクにならない経済社会制度の確立や、子育て・介護・学び直しと仕事の両立を可能にする支援制度のあり方、持続可能な地域経済社会の構築といった課題について方向性を見出す。
今後、月1回程度会合を持ち、来年夏をめどに取りまとめを行う。政府の「未来投資会議」にも反映させていく考え。
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