Houzz Japan(東京都渋谷区)は9月20日、「2018年版 HOUZZ & HOME 住宅リフォーム・リノベーション市場調査」の結果を発表した。2017年に最も多くリフォームやリノベーションが実施された場所はキッチン(30%)、次いでバスルーム(27%)、リビングルーム(26%)という結果だった。「長期の住宅保有者」のキッチンリフォーム率が26%であるのに対し、「初めて住宅を購入した人」では54%にのぼった。
2017年のリフォーム・リノベーション費用の中央値は200万円だった。「初めて住宅を購入した人」の費用の中央値は600万円、「住宅の購入歴がある人」では500万円、「長期の住宅保有者」では150万円と、初めて住宅を購入した人が最も多くリフォームに費用をかけていた。
Houzzユーザーの約70%が、2017年に実施したリフォーム・リノベーション後に、「住宅の価値が上がったと思う」と回答。上がった住宅価値については、「費用と同等もしくはそれ以上」が28%、「費用の50%~90%ぐらい」が21%だった。2018年は、引っ越しや新築よりも、リフォーム・リノベーション予定者(59%)が多い傾向にあるといい、改修による住宅価値上昇と関係があるとみている。
リフォーム・リノベーションにあたっては、約90%の人が専門家に依頼。依頼先としては工務店(25%)が最も多く、次いで施工会社(19%)という結果だった。施工期間は3カ月~6カ月が35%、3カ月未満が28%、1年~2年が19%だった。
調査期間は3月5日~4月24日。Houzzに登録している18歳以上の国内ユーザーを対象にオンライン調査を実施。3862人(2017年中のリフォーム・リノベーション実施者は347人)からの回答を集計した。
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