野村不動産アーバンネット(東京都新宿区)は、東日本大震災後の住宅購入に関する意識調査を実施、このほど結果を発表した。住宅購入意欲について震災前後で変化があったかを聞いたところ、4人に1人が「変化があった」と回答した。変化の様子を聞いたところ、「しばらく様子を見る」が64.1%で最も多く、「購入を見送る」と回答した人が12.8%だった。反対に購入意欲が強くなった人は10.1%と少数だった。
また、住宅購入の際に重視するようになった希望条件では、「地盤」(84.5%)、「建物構造(耐震性など)」(77.4%)が多数を占めた。3番目に多かったのも「防災対策の充実」(32.9%)で、同社では「震災後、安心・安全を重視する傾向が強くなっている」と分析している。
調査は、同社が運営する不動産情報サイトの会員を対象に7月1日~7日の日程で実施。2119人から回答があった。
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