クリナップ(東京都荒川区)は9月13日、自宅のリフォーム経験がある40代~60代の既婚女性300人に実施した「リフォームの理想と現実」に関する調査結果を発表した。それによると、リフォームの際にこだわる人が最も多いにも関わらず、劣化しはじめていると感じる人が1番多いのは「キッチン」であることがわかった。
後悔している点として、「水回りの使い勝手が悪くなってきている」「全体的に古い」などがあげられた。これは、長く過ごす場所だからこそ劣化を感じやすいためと考えられる。リフォーム後に劣化を見つけた時の気持ちは、43%が「がっかりする」と回答。「我慢するしかないと思う」(31%)、「同じ家に住み続けることに少しうんざりする」(17%)が続き、落ち込みながらも我慢してしまう人が多いことがうかがえる結果となった。
リフォームにあたり「予算の都合で諦めたもの」は、「ステンレス製、対面型などグレードの高いキッチンへの交換」が11%で1位となり、「グレードの高い浴室設備への交換」8.3%が続いた。「特になし」は67%だった。
リフォーム経験者にこれからリフォームする人へのアドバイスをきくと、キッチンに対しては妥協せずに、納得できる設備にすることをすすめる意見が寄せられた。
調査対象は、リフォーム後5年以上経過した40~60代の既婚女性300名。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。