NTT西日本(大阪市)とプリンシプル(福岡市)は、九州を拠点とする不動産管理会社7社(駅前不動産、川商ハウス、中部興産、福徳不動産、マイホーム情報不動産、三好不動産、明和不動産)と協業し、IoTによる高齢者見守りサービス「スマートルームみまもり」のトライアルを実施する。一定期間無償で導入を進め、その効果や運用性などを検証するという。9月11日から、トライアルを開始している。
●トライアルの枠組み
「スマートルームみまもり」は、一人暮らしの高齢者宅にドア開閉センサー(2カ所)を設置し、一定時間以上ドアの開閉が検知されない場合にアラームを出すサービス。アラームが出ても高齢者本人と連絡がつかない場合、家族や管理会社に通知が届く仕組みになっている。来訪による見守りサービスなどと異なり、普段の生活のまま見守りを受けられるのが特徴だという。
●「スマートみまもり」の仕組み
一人暮らし高齢者が安心して生活できる環境をつくることで、物件オーナーによる高齢者に対する入居拒否や、孤独死といった課題に対応していく。同トライアル結果を反映・改善したうえで、今後、商用サービスとして提供する予定だという。
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