セコム(東京都渋谷区)は、自然災害への備えとなる2人用シェルター「あんしん防災シェルター」を発売した。
地震・津波・土砂崩れ・洪水といった災害リスクが高い地域にあり、高台や建物の2階以上に避難することが困難な住宅・事業所、避難に時間を要する金融機関、最後まで避難が困難な災害対応従事者がいるプラントや工場をターゲットに開発。
FRP製で、サイズは幅1740x奥行850x高1000mm。壁や落下物に押しつぶされないよう、30トンの荷重に耐えられる。
また、高い防水性を備え、津波・洪水で流されてもハッチ(扉)を上にして水に浮かぶ「自動スイング構造」を採用。内部から携帯電話やGPS端末が使用でき、オプションの位置情報提供システム「ココセコム」を利用することで、シェルターごと流された場合にも位置特定が可能になる。
さらに、同社が被災地支援で得た経験・ノウハウをもとに、ヘルメットやライフジャケット、携帯酸素、保存水、ソフトパン、携帯トイレ、手回し充電式ラジオライトといった防災アイテムを付属する。
150万円(別途、運送・設置料金が必要)。
●ニュースリリースはコチラ
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。