永大産業(大阪市住之江区)は9月5日、台風21号により、部分的な工場建屋・生産設備および物流拠点の被災と、操業・出荷への影響が生じていることを発表した。対策本部を設置し、復旧対応に取り組むなか、一部の商品について納期対応が困難な事態となっているという。なお、人的被害は発生していない。
同日発表の「第1報」によると、大阪事業所(大阪府堺市)の被災が大きく、同工場・同物流センターでの室内ドア、クロゼット、収納製品群、造作材およびシステムキッチン商品の生産・出荷の早期再開が難しい状況。当面の措置として、永大小名浜をはじめとする代替工場での生産を計画し、注文済みの商品への対応を最優先に進めていく。
また、一部近隣の物流網の混乱も含め、納期遅延が発生する可能性があることから、詳細が判明し次第、続報で発表していく。製品毎の納期遅延状況は、同社営業を通じて案内する。
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