クリナップ(東京都荒川区)は、これまでクリンレディの名で親しまれてきた中高級価格帯のシステムキッチンを一新、ステンレスキャビネットキッチン「STEDIA(ステディア)」として、9月3日から受注を開始した。クリンレディは年内いっぱいで販売を終了する。
「STEDIA」は、クリンレディに搭載されているステンレスエコキャビネットや流レールシンク、オールスライド収納など顧客満足度の高い機能をそのまま引き継ぎながら、新たに消費者のライフスタイルや時代のニーズ、トレンドに合ったデザインや機能を取り入れた。ターゲットは、新築や50代~60代のリフォーム世代のほか、30代~40代の「自分らしく」にこだわるリノベ世代。デザインテーマを「大人インテリア」とし、自分好みの居心地の良い空間やインテリアを損なわない暮らしに調和するデザイン性を追求した。今回、北欧家具やビンテージ感のあるインテリアにもマッチする木目調やレトロ調など3つのデザインテイストが追加された。
1983年の発売以来、およそ165万セットを売り上げたクリンレディ。経営企画部部長の井上洋明さんは、クリンレディから「STEDIA」へのブランド名の変更を、「勇気をもって(商品名を)変えた」と表現した。「STEDIA」の誕生をキッチンの集大成と位置づけ、売り上げ目標数値は非公表だが「クリンレディの2割増しの売り上げを目指す」と意気込む。
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