建設エンジニア専門の人材派遣を手掛けるコプロ・エンジニアード(名古屋市)は9月4日、同社に在籍する三大都市圏(東京、名古屋、大阪)の建設エンジニアを対象に実施した「職場環境に関するアンケート調査」の結果を発表した。建設業界で女性がもっと働きやすくなるための条件として、「職場環境や設備の整備」42.3%、「職場の人の教育・意識を変える」18.1%、「労働時間を柔軟にする」14.3%、「女性技術者を増やす、女性管理職を増やす」14.3%の4つが上位にあげられた。
具体的な取り組みとして、女性用トイレ・更衣室などの整備や、男女共同参画やセクハラ・パワハラ防止の教育、時短・フレックス勤務等の導入、女性技術者・管理職の増員などが求められている。
現在働いている職場については、約6割が「女性が働きやすい」「どちらかと言えば働きやすい」と回答。これは、同社が女性エンジニアの派遣先として、必要な教育が施されている大手ゼネコンの現場とマッチングするケースが多いためと考えられる。「働きやすい」理由には、女性専用設備が設置されていることや、職場でのコミュニケーションの取りやすさがあげられた。一方、「働きにくい」理由として、教育体制の不備や女性蔑視の傾向、相談相手がいないことなどがあげられた。
有効回答は296件。
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