ヒノキヤグループ(東京都千代田区)は8月31日、これまでヒノキヤブランドの住宅で販売してきた冷暖房システム「Z空調」を11月から全国の工務店に向けても販売すると発表した。
販売にあたり、販売元として同社100%株主の新会社「日本ハウジングソリューション」(東京都文京区)を設立、総特約店の日本アクア(東京都港区)から建材店などの販売店を通じて、全国の工務店(北海道・沖縄県を除く)に流通させる。施工は、日本ハウジングソリューションが認定した認定施工店が行う。
Z空調の累計搭載数は2016年12月の販売開始から2018年7月末時点で4500棟を超える。CM効果もあり順調に受注を伸ばし、同社グループのZ空調搭載率は今年1月~6月の実績で86%となっている。日本ハウジングソリューションの新社長に就任した荒木伸介氏は、Z空調の外販を決めた理由として、エンドユーザーや工務店からの要望が強かったことと、これまでの施工実績から設計ルールが確立し、営業・販売ノウハウも蓄積。また、全国のFC加盟店への販売で受発注業務のフローが確立でき、販売体制が整ったことなどを挙げた。
販売価格は、材工で130万円(40坪2階建ての基本プラン)。アクアフォーム断熱材の施工が必須。このためまずは、現在アクアフォームを採用している工務店を中心に拡販していくという。その後、販路を拡大し、グループ全体および工務店販売で2020年に年間1万棟の受注を目指す。
10月からは全国の工務店に向けて販売説明会を実施する。
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